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世の中のモヤモヤと本音が書き込まれる掲示板「発言小町」に、新型コロナウイルス感染拡大の影響について、こんな投稿がありました。「コロナショック! 独身と子なしに負担が重くのしかかるんです」。職場で、子育てをしている社員が優先的に有給休暇を取得することで、独身社員や子無しの共働き社員にしわ寄せがきているというのです。

小中高校の一斉休校に伴い、子供のいる社員が休んだり、在宅勤務をしたりしています。子育て中の社員が有休を優先的に使える対応をする企業もあります。在宅で仕事を行うテレワークに切り替える会社もありますが、全ての業務が対応できるわけではありません。

製造業や接客業などデスクワークではない業務もあり、テレワークに対応できる仕事はとても少ないのです。総務省が2018年に全国約2000社を対象に実施した調査では、テレワークを導入している企業は19.1%にとどまっています。

子供がいない社員に全ての負担が来ている

ということは、子育て中の社員が休んでいる間、仕事の負荷がのしかかるのは、「独身、子無し社員」です。発言小町に寄せられた投稿によると、トピ主さんの働く会社は社長の方針として、子供のいる人の休みを優先させ、しかも、給与も保証するとのことです。

「もちろん子供を見るために仕事に来られないのは仕方ありません。感染も心配なので政府の方針にも文句はありません。社長の社員を大切にする気持ちにも敬意を表します。でも、子供がいない社員に全ての負担が来ているんです……。すでに自主的に休んでいた方の穴だけでもかなり負担で、忙しく、残業も増えていたのに、ここに来て、半分くらいの女性社員が出勤しない穴をどうしろと!」

投稿の内容はまさに、独身、子無し共働き社員たちの心の叫び。このトピに反響は大きく、300を超えるレスが書き込まれています。

ただ、発言小町の読者の皆さんは結構厳しく、「結局、お互い様なのよ」という意見のほか、「そのコロナで休んでいる方々のお子さんが将来、1.5人で1人の高齢者を支えるの」という未来の壮大な「お互い様」を指摘する人もいました。

しかし、これは「子育て社員VS子無し社員」の対立ではなく、「会社の制度がおかしい」という構造の問題なのです。育児・介護休業法の改正で、2012年7月から、会社の規模に関係なくすべての事業主に導入が義務付けられました。正社員の女性の7割が子供を育てながら働き続けるようになりました。かつてはそれほど多くなかった「子育てのために早く帰る人」が増加しました。

大切なのは今の労働に対する「評価と報酬」

育休を取る人や時短を使って復職する人が増えると、現場の負担は大変なものだと思います。「お互い様だからがんばって」と言われても、物理的にすでに数の限界を超えています。

子育て中の社員にだけ、充実したワーク・ライフ・バランス制度があり、それが、なんとなく不公平な気がしたり、いらだったりするでしょう。それでもなかなか愚痴すらこぼすこともできません。子供のいる人を悪く言うことは、職場の「タブー」になっているからです。

もちろん、子供のいる人を悪く言う必要はありません。これは企業の制度の問題です。時短や育休中の社員の穴埋めをしている人には、しっかり金銭で報いるべきなのです。「お互い様」は先の話で、大切なのは、今の労働に対する「評価と報酬」です。待ってはいられません。

コロナショックによって、独身社員、子無し社員の人たちに負担が増加しているのは目に見えています。これについては、きちんと「短期業績評価」を行い、見合う報酬を支給することが大切です。

実際にこの制度を導入した会社の人に話を聞きました。以前より社員から「子育て中の人の制度ばかりが充実して、他の人には何もないのですか?」という不満の声があったそうです。そのため、短期業績評価として、ボーナス時にいくらかを上乗せするようにしました。

ちょっとした「アワード(褒賞)」を出す会社もあります。金額にしたら微々たるものかもしれませんが、不公平感を抱いている独身、子無し共働き社員の負担増に報いるのは、会社側の「ちゃんとがんばっているのを見ているよ」というサインなのですね。

この危機をみんなで協力して乗り切るためにも、「お互い様」で済ませず、社員の負担にきちんと報いる評価と報酬が必要なのです。

【紹介したトピ】
コロナショック!独身と子なしに負担が重くのしかかるんです